AWS 認定の試験問題を紐解く
編集部注：このブログは、AWS Certified Developer - Associate 準備のためのベストプラクティスを共有したいと考え、AWS Cloud consultant apprentice によって書かれたものです。AWS 認定チームは、受験者が各認定試験の準備をするのに役立ついくつかのリソースと試験ガイドを提供しています。この著者は特に、試験問題の構成要素を分解して正解を絞り込むためのヒントやコツを共有します。
2020年、私はソフトウェアのテストにとどまらず、クラウドソリューションの構築まで視野に入れた転職を希望していました。LinkedInで、退役軍人とその配偶者がクラウドコンピューティングのキャリアに移行するのを支援する Amazon Technical Apprenticeship Program についての投稿を目にしました。退役軍人とその配偶者を支援する Amazon の取り組みは、私の夫であるジェレマイアが退役軍人であることから、私の心に響きました。Amazon Technical Apprenticeship Program のマネージャー数名と連絡を取って面接を受けた結果、2021年に Amazon Web Services（AWS）で Cloud consultant apprentice として新しい仕事をオファーされ喜んでお受けしました。
Cloud consultant apprentice として、AWS Certified Solutions Architect - Associate の認定取得が必要でした。認定取得は自分の専門性や自信を高めるだけでなく、業界全体が認めるものであり、自分のクラウドスキルが簡単に証明されることをすぐに理解しました。現在、私は4つのAWS 認定 （AWS Certified Cloud Practitioner、AWS Certified Solution Architect - Associate、AWS Certified Developer - Associate、AWS Certified Database - Specialty）を取得していますが、現在提供されている11の認定すべてを取得する予定です。クラウドに関する知識の深さと幅を広げることができ、将来への投資となるでしょう。
AWS 認定取得への道は、努力と決意、そして忍耐が必要です。試験問題は複雑で、回答する際に考慮しなければならないことがたくさんあります。AWS 認定の試験ガイドをはじめ、学習をサポートするツールがいくつかあります。この投稿では、私が使った方法を紹介します。具体的には、各認定の試験問題を3つに分解する方法を紹介します。この方法で私は正しい答えを特定することができ、効率的に解答することができました。
試験問題を3つに分解
私の問題解答方法に入る前に、試験の時間管理について少し私の見解を述べます。AWS 認定の試験時間は、AWS 認定によって90分から180分と幅があります。これを踏まえて、私は1問を読むのに45～60秒という時間制限を自ら設けています。答えに自信があれば、その答えを選んで次の問題に進みます。疑問があれば、その問題にフラグを立て、後で出直し、次の問題に進みます。試験終了後は、フラグを立てた問題に戻ってから提出します。この方法で、確実な問題から解いていき、苦手な問題には余裕を持って対応できるようにしています。
私の試験問題の解き方は、次のようなものです。各問題を読んだら、この3つの重要な質問に答えるのです。
1. その問題は、どのような要件を設けているのか？
2. 条件とは何か？
3. AWS のベストプラクティスに従って、最適な解決策は何か？
練習問題で分解したサンプル
では、この方法を実際に使っている例をいくつか見てみましょう。以下の練習問題は、AWS トレーニングパートナーの Tutorials Dojo から許可を得て引用しています。2021年に実施された AWS Certified Developer - Associate の練習問題のものです。
質問1：DynamoDB のテーブルを更新し、Amazon SNS 経由で電子メール通知を送信する Node.js の Lambda 関数を作成しました。しかし、テストでは、この関数は期待どおりに動作しません。
この問題をトラブルシュートする最も良い方法は次のうちどれですか？
選択肢
A. AWS X-Ray の使用
B. Amazon CloudWatch を使用する
C. Amazon Inspector を使用する
D. CloudTrai lを使用する
見極めるべき3つのポイント
- この質問には何が必要ですか？AWS サービス間の通信をデバッグできる、最適なトラブルシューティングサービスが必要です。
- どんな条件？サーバーレスアプリケーション Lambda が SNS を使って DynamoDB のレコードを更新しています。
- AWSのベストプラクティスに従って、最適なソリューションは何でしょうか？AWS X-Ray を使用する。
解答の説明
私は AWS X-Ray を選びました。理由はマイクロサービスアーキテクチャで構築されたような本番用分散アプリケーションの解析とデバッグを支援することです。X-Ray を使用するとアプリケーションとその基盤となるサービスのパフォーマンスを理解し、パフォーマンスの問題やエラーの根本原因を特定してトラブルシューティングを行うことができます。X-Ray はアプリケーションが通過するリクエストのエンドツーエンドのビューを提供し、アプリケーションの基礎となるコンポーネントのマップを表示します。
質問2：Elastic Beanstalk でホストされているオンライン学習プラットフォームは多くの新機能があります。
毎月のようにデプロイされています。そのユーザーから、新しいデプロイが行われるたびに、プラットフォームが停止したり、古いバージョンと新しいバージョンの間で断続的に切り替わったりするとの苦情が寄せられています。調べてみると、これは部分的に完了したデプロイメントが原因であり、すでにいくつかのバッチが完了した後にローリングデプロイメントが失敗した場合に発生します。このような問題の発生を防ぐために使用するデプロイメント方法として、最も適切なものはどれか。
選択肢
A. All at once デプロイメントメソッドを使う
B. ローリングデプロイメントメソッドを使う
C. ローリングと追加のバッチデプロイメントメソッドを使う
D. イミュータブルデプロイメントメソッドを使う
見極めるべき3つのポイント
- 質問には何が必要ですか？旧バージョンと新バージョンの間を断続的に行き来したり、停止する経験を最小限に抑えるために、最適な導入計画が必要です。
- どのような状況ですか？Elastic Beanstalk でホストされているアプリケーションで、毎月新しい機能がデプロイされるのですが、その際に部分的にデプロイに失敗し、障害が発生しました。
- AWS のベストプラクティスに従って、最善の解決策は何ですか？イミュータブルデプロイメントメソッドを使用します。
解答の説明
イミュータブルデプロイメントでは、イミュータブルアップデートを実行して、アプリケーションの新バージョンを実行する新しいインスタンスのフルセットを、古いバージョンを実行しているインスタンスと一緒に別のオートスケーリンググループに起動します。イミュータブルデプロイメントを使用すると、部分的に完了したローリングデプロイメントによって引き起こされる問題を防ぐことができます。新しいインスタンスがヘルスチェックに合格しない場合、Elastic Beanstalk はそれらを終了させ、元のインスタンスはそのまま残します。Immutable Environment Update はローリングアップデートの代替手段です。不変環境アップデートは、インスタンスの交換を必要とする設定変更を効率的かつ安全に適用することを保証します。不変環境アップデートに失敗した場合、ロールバックプロセスでは、オートスケーリンググループを終了させるだけで済みます。一方、ローリングアップデートに失敗した場合、変更をロールバックするために追加のローリングアップデートを実行する必要があります。
私にできることなら、あなたにもできる
これらの認定取得のためのトレーニングを修了することで、これまでとは全く異なる多くの新しいツール、リソース、技術サービスを学ぶことができました。AWS Certified Developer - Associate の受験準備のためのヒントが書かれたこのブログを含め、利用できる多数のリソースを活用することをお勧めします。
私は AWS 認定を取得することを楽しみにしていますし、技術的なスキルと知識を向上させるために常に時間を投資していきます。この投稿があなたを刺激したなら、あなたは想像以上に自分を追い込むことができる。AWS 認定にはその価値があります。私はあなたが AWS 認定を取得するためにベストを尽くすことを祈っています。